金庫の鍵とダイヤル・性能について

金庫の買い替え時期

金庫の買い替え時期

安心安全な金庫も使用回数が多くなるほど劣化し、その機能を存分に発揮する事ができなくなります。金庫は大切なものを鍵だけで守っているだけではありません。
家の金庫やオフィスにある大抵の金庫は、火災から大切なものを守るように設計されています。金庫に使われている耐火材には、結晶水と自由水という水分が含まれており、結晶水は耐火材の成分と結合しても消失しにくいのですが自由水の場合は経年とともに徐々に気化していきます。この水分量の低下が耐火性能が失われる原因ともなりますが、水分を後で補給することはできません。ですので、この自由水が80%程失われるとされる20年が、金庫の耐用年数となります。
本来の耐火性能が失われた金庫は、ただのロッカーとして使い続けることもできますが、できれば新しい金庫に買い替えることが良いでしょう。なぜなら、やはり古い金庫は火災だけでなく破壊行為にも弱くなっているからです。金庫の鍵やダイヤル錠も、年々防犯性能を上げていますので、昔の鍵が使われている金庫は部品の劣化・新しい開錠手口に対応できていません。鍵をなくしてしまった時やダイヤル番号を知られてしまったときは、鍵の交換やダイヤル錠の取り換えにも対応してくれる鍵屋さんに頼むと良いのですが、これからも長く使用し続けられるのであればやはり新しい金庫への交換が必須です。金庫の交換時期は、製造から20年〜30年ほどが良いでしょう。

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